Mellema, "Supererogation and the fulfillment of duty"

Mellema, G. (1991). "Supererogation and the fulfillment of duty," The Journal of Value Inquiry, 25: 167-75 読了。


▼スーパーエロゲーションとは、『(1)義務ではないが (2)賞賛に値し (3)行わなくても非難されない』 行為である。メレマさんは(1)を義務条件duty conditionと名付け、この義務条件を分析、改良することでスーエロの解決を図る。※

▼義務をトークンとタイプのどちらに解釈しても困難が生じる。また、義務を選言的なものと解釈しても困難が生じる。

▼そこでメレマさんは提案する。(1)を「行為が直接的に果たすような義務はない」として定義し直すべきだ。※※


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※1と3はどう違うのだろうか。
※※直接的/非直接的の区別は問題ないか。やや胡散臭い印象。
メレマ自身はスーエロをどう考えているのだろうか。
主張が細かすぎてなんか物足りない。でもまぁ論文ってこんなふうな地道な主張を組み立てていくものなのかもしれない。