2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

サンデル、混んでる

サンデルのハーバード白熱教室に行ってきた。英語をペラペラと話すリア充ばっかだった。政治、哲学。単体でもリア充達が避けそうな分野である。そのコンポたる政治哲学。それなのに・・・(´・ω・`)。残されていた最後の楽園でさえリア充に占拠されてしまった…

家族承諾による脳死臓器3例目

▼7月に改正臓器移植法が施行されてからもう3例目らしい(合計で89例目)。2ヶ月で3例。ペースが早い気がするが、どうだろうか。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100822-00000279-yom-soci1997年に旧臓器移植法が施行されてから、改正臓器移植法が施行さ…

生まれながらの不平等

しかし、彼らは次のような別のたとえ話にどのように反応するだろうか。そこでは、あらゆる人々が眼窩が空のままで生まれてくるのだが、ほとんどないし過半数は、眼球樹の下を通り過ぎるときに眼球が眼窩に落ちてくることになり、一方、その他の少数派はそう…

尊厳派と自由派

自由派:身体を売ったり処分したりするのは自由だ。臓器売買や代理母なんて自由であるべきなんや尊厳派:身体には尊厳があります。だから自由にしちゃだめですよ自由派:私は身体に尊厳があるなんて思わんで。だから自由にしてええやろ尊厳派:いや、だから…

強者であるがための義務は存在する?

ノブレス・オブリージュってなものをどう考えればよいだろうか?▼1.あなたが医者であったとする。目の前に病に苦しむ人がいるとする。あなたはそれを治すことができるとしよう。さて、あなたにとって病人の治療は(道徳的)義務なのだろうか。義務ではない…

哲学論文の心得

某氏より哲学論文の心得を教わった。曰く、慎重に一から”自分の”議論を積み上げること 曰く、設定した領域に関してはあらゆる可能性や問題を検討し回答を示すこと 曰く、”自分で”考えること。他者の議論に乗っかるのはだめ。参照するにしてもそこんとこが大…

加藤尚武先生曰く

『脳死・クローン・遺伝子治療』にて。 自分に見返りが絶対にないと分かっても人助けをするのは、相互性よりももう一段上の倫理である。英語ではスーパーエロゲーション(supererogation 責務を超える善行)という。(p.43) 臓器提供の善意は、(・・・)責…