2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

加藤「身体を所有しない奴隷」  奴隷でもなく自己所有者でもなく

加藤秀一(2001)「身体を所有しない奴隷―身体への自己決定権の擁護―」『思想』922を読む。 自己身体にかんする所有権は、私がこの私としての存在を享受するための条件をなす・・・しかし他方、所有(権)という概念の本質に含まれる譲渡や移転の可能性は、…

宣言

私はここに宣言します。 働きたくないでござる! でも死にたくもないでござる。なぜ生まれてきてしまったのでござるか。これはまさにロングフルライフ訴訟。生まれてこない方が良かったつって訴訟起こせる時代になってるらしいですよ。すごい時代だよ。まっ…

本が届く。 Mellema

本が届いた。Beyond the Call of Duty: Supererogation, Obligation, and Offence (Suny Series in Ethical Theory)作者: Gregory Mellema出版社/メーカー: State University of New York Press発売日: 1991/10/01メディア: ペーパーバック クリック: 1回こ…

尊厳っていったいなんなんだよ・・・

人間の尊厳、生命の尊厳、人体の尊厳。尊厳、尊厳って、いったい尊厳ってなんなんだよ・・・。「尊厳がある」=「尊厳があってほしい」っていうことじゃないの?違うのか?だとしたら、なんで尊厳だけ自明視されるんだよ。おかしいじゃないかよ。いったい尊…

尊厳の押し売り?

人間は単に個として孤立的に存在するのではなく社会的存在であることからすれば、やはり生命処分については内在的制限があると思われ、「殺害されることを請求する権利」や「自殺の権利」としての自己決定権を承認することはできない。 甲斐克典(2004)「刑…

読むべきリスト

やるべき事が済んだら倫理学を1からおさらいしよう。適当に今後アップデートしていくよ(^^)/ ▼大昔 プラトン アリストテレス 全部?特に『ニコマコス倫理学』 ▼昔 カント 全部。特に『実践理性批判』 ミル 『自由論』 『功利主義論』 ベンサム シジウィック …