チラ裏
▼ある一人の人の人生を考えてみる。1.彼は生を与えられる。これは明らかに彼にとって快楽ではないだろう。ひょっとすると苦痛かもしれない。当然選好もない。彼にとって、誕生は明らかな善とは言えない(功利主義的に考えて)。2.彼は死ぬ。これはおそら…
あらゆる場面において、この世の中には不平等が伴う。経済的な不平等、才能の不平等、親、外見、健康etc。例えば、日本に生まれるか、第三世界に生まれるか。日本に生まれるにしても、医者の子か、フリーターの子か。志望大学に受かるか否か、サッカー選手に…
功利主義は功利主義で魅力的だよなぁ
殺すこと = 死ぬにまかせること ? スミス = ジョーンズ ? 作為 = 不作為 ? 法と道徳での捉え方の違い。 いとこを溺死させたスミス、溺れたいとこを助けなかったジョーンズ。法的にはスミスは殺人であるが、ジョーンズは無罪(なのかな?実際のところど…
倫理と法の関係があまりに曖昧過ぎる。これについての研究がほとんどなされていない。私の不勉強かもしれないのでアレなんですが、それはおいといて。君は人を殺すべきでない。君には殺人を犯さないという法的義務がある。君は井戸に落ちようとしている子供…
他者危害原則から倫理学の体系を構築できないだろうか。この世の中、他者危害原則をおいて他に異論の余地のない原則というものはないように思われる。功利主義ならまだしも、義務論や徳倫理なぞは現実的な有効性としては厳しいような気がする。危害を狭く解…
哲学者って必要なのかね?社会の役に立つかと問われたら最終的にNoとしか言えない気がする(倫理学者は別としてw)。哲学者なんてものは幼い子供のようなもので、何にでも関心を持つのが習性らしい。最近は科学的知見をおもちゃにしていろいろと哲学するの…
ヘアさんかっけー。1回読んだだけじゃあんまりわからんかったが、とてつもない偉業を成し遂げようとしているような雰囲気はひしひしと伝わってきた。こんな本書きてぇなぁ。メタ倫理押さえなきゃだめだな。仮にも倫理学を学んでいながらこれを読んでいなかっ…
ある平等主義者・ロル男と、リバタリアン・ノジ男の会話。 ロル男:俺が貧乏なのは、運が悪かっただけだ。もし財の再配分がある社会とない社会を、全く曇りなき偏見なき立場(無知のヴェール)から選べるとしたらみんな前者を選ぶはずさ。だから、財の再配分…